誉田哲也『アクセス』
軽めのホラーなんだろうけど、その手の表現に、免疫力下がってきている私は本を落としそうになってしまいました。
無料プロバイダの2mb.netに登録した高校生たちが、奇怪な事件に次々と襲われていく中での仮想現実の中の「極限の悪意」相手の壮絶サバイバル。以前、携帯小説で似たような話を読んだことがあるような…思い出せないけど、こっちが本家でしょう。
テンションもストーリーも現実離れし過ぎて、感情移入できたとは言えないけど内容的にはすごく作り込まれていて面白かったです。「背中の蜘蛛」が生まれるまでの伏線とも考えられます。