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堂場瞬一『割れた誇り』

堂場瞬一『割れた誇り』

サーダーアンダギーをスーパーの露店で見つけると、美味しいのでついつい買ってしまいますが、ラードたっぷりなんですよね…美味しいものはカロリー高い!

 

堂場先生の新警察小説シリーズ「ラストライン」第2弾、人並み以上の事件記憶・処理能力をもつ岩倉刑事のお話です。定年まであと10年から始まり、今回はあと9年、1巻ごとに1歳ずつ年を取るという設定なのだろうか。定年が最終巻?定年後は探偵シリーズに鞍替え?(笑)

 

前回に引き続き、若干おじさんアピールがしつこいものの楽しく読みました。ちなみに岩倉刑事もカロリー高いガッツリ系、例えばトンカツとか、大好きです。

さて今回は、一度罪を犯したもの、疑われたものは、罰を受けても、それが間違いであっても、許されないのか、というのが主題でした。先日読んだ東野圭吾さんの「虚ろな十字架」は贖罪に主眼が置かれていましたが、こちらは無罪判決後や更生後の社会の視線に主眼が置かれ、違った立場の苦しみにも触れることができ、考えさせられました。答えなんて出ませんね。